白衣の先生

白衣のシミ抜きは自宅でも可能!汚れは家にある物できれいに落ちる!

白衣の染みを自宅洗濯でどうにかしたいときってありますよね。そこで、家にある物を使った白衣の染み抜き方法を伝授します!失敗例も多数ありますので、成功の秘訣も合わせてチェックしてくださいね!

白衣についた目立つシミは、自宅洗濯でも落とすことが可能!

白衣を着た女性

白衣には、透けにくく動きやすいと言った利点があります。
また、抗菌作用や撥水加工が施された素材が多く、普通の衣類よりは汚れがつきにくく、衛生が保ちやすいと言えます。

ただし、白衣はその名のとおり白いものがほとんどなので、濃いシミや汚れは目立ちやすいというデメリットもありますね。

そこで、今回は、自宅洗濯でもきれいに落ちる白衣のシミ抜き方法や、成功の秘訣を伝授いたします!

ただし、白衣のシミ抜きにはいくつかの注意点がありますので、必ず最後まで手順を確認してから行ってくださいね。

「古い布」「歯ブラシ」「綿棒」さえあれば、シミ抜きの成功率がアップ!

歯ブラシとタオル

シミ抜きを始める前に、準備するアイテムが3つあります。

  • 汚れてもいいような古い布やタオル(色柄物はNG)
  • 使い古した歯ブラシ
  • 綿棒

これらのアイテムを上手に使うことで、白衣のシミ抜きは驚くほど成功しやすくなります。

ただし、色柄物の古い布は避けてください。
シミ抜きの最中、白衣に色が移る可能性があるからです。
何度も洗濯された淡い色合いの古いタオルぐらいなら問題ありません。

汚れの原因別にシミ抜き方法を伝授!

白衣の先生

白衣にシミついたほとんどの汚れは、食器用洗剤などの身近なものでキレイに落とすことが可能です!

さあ!ここから「古い布+歯ブラシまたは綿棒+汚れに対応する○○」で、白衣のシミ抜きに挑戦しましょう!

ただし、どんなに急いでいる方も、基本のシミ抜き方法を知らずに始めてしまうと高確率で失敗してしまいます!
詳しい説明の前に、シミ抜きの基本を知っておきましょう。

  • 汚れた白衣の表面に古い布を当て、そのまま下に向ける。
  • 白衣の裏側から歯ブラシを使用し、やさしくトントンたたくようにして落とす。
  • 小さいシミには、綿棒を使う
  • ある程度汚れが古い布にうつったら、汚れがうつっていない部分を使用するように場所を変える

ボールペンのインクには除菌用アルコールと食器用洗剤で対処!

食器用洗剤

ボールペンのインク汚れには除菌用アルコールと食器用洗剤を1:1の割合で混ぜたものを使用します。

シミ部分に古い布を当て裏返し、裏からシミを覆うように除菌用アルコールと食器用洗剤を1:1の割合で混ぜたものを塗りつけます。

あとは歯ブラシまたは綿棒で、汚れを古い布へ移していきます。
シミを古い布にうつし終えたら、白衣を一度水洗いし、洗濯機で洗えば完了です!

口紅やファンデーションは食器用洗剤で!クレンジングオイルも◎!

白衣についた口紅

白衣に口紅やファンデーションがついてしまった場合は、食器用洗剤を使用します。

まずは、ティッシュなどに汚れを押し当て、口紅がつかなくなるまで汚れをうつしてください。

そのあと、汚れた部分に食器用洗剤を多めにつけて揉みこみます。
汚れがなじんできたら、40℃前後のお湯ですすぎます。

揉み込む方法が心配な場合は、裏側にクレンジングオイルを塗り、基本の「歯ブラシ+やさしくトントン」で古い布に汚れを移していくという方法でもいいでしょう。

その後、ぬるめのお湯で洗い流し、洗濯機で洗えば完了です!

醤油やソースは食器用洗剤や歯磨き粉でキレイに!

醤油やソースのような手ごわそうなシミ汚れも食器用洗剤が役立ちます!

醤油やソースがついた部分に、食器用洗剤または歯磨き粉を塗り、基本の「歯ブラシ+やさしくトントン」で古い布に汚れを移していきましょう。

最後に40℃前後のお湯ですすぎ、洗濯機で洗い上げれば完了です。

血液汚れはその日のうちに!なんと大根おろしでキレイに!セスキ炭酸ソーダも使える!

大根おろし

一般的に、血液汚れにはセスキ炭酸ソーダとぬるま湯が役立つことが広く知られていますが、なんと大根おろしでもすっきりキレイに落とすことが可能なんです!

基本のシミ抜きとは方法が違いますが、やり方は簡単です。
大根おろしを用意して、ガーゼや薄い布に包みます。
そのまま血液汚れへトントンたたきつけていくだけです。

大根おろしがなぜ血液汚れに効くのかというと、大根に含まれる「ジアスターゼ」という酵素がタンパク質を分解する働きがあるからなんです。
私も一度、血液のシミ抜きに大根おろしを使ったら、「すごくきれいにシミが落ちている!」といろんな方にほめられました!
一度お試しくださいね!

もちろん、セスキ炭酸ソーダでも当日の血液汚れならキレイに落ちます。
ただし、血液が付着して三日以上経ってから落とそうとするとシミが定着してしまうので、落ち具合は悪くなります。
セスキ炭酸ソーダで血液によるシミを落とす場合は、早め早めを心がけましょう。
やり方は、基本の「歯ブラシ+やさしくトントン」で古い布に汚れを移していけばOKです。

知らないと高確率で失敗!必ず洗濯表示を確認しよう!

洗濯表示タグ

自宅で白衣のシミ抜きをするにあたって、失敗例も多く報告されています。

失敗をしないためには、どんなに急いでいる人もシミ抜きの基本を守ることが重要です。

シミ抜きを始める前に、必ず洗濯表示を確認する

失敗をしないための秘訣は「必ず洗濯表示の確認をすること」です!
白衣の洗濯表示に禁止と書かれていることに関してはやめておいたほうが無難です。

また、汚れ落ちがいいと知られる除光液も、素人は使用しない方がいいでしょう。

いきなり除光液を使うことで、今以上にシミが広がり、にじむことはよくあります。
また、白衣の生地によっては除光液を使うと溶けてしまうものもあります。

シミ抜きは力を入れすぎず、経過を見ながら行う

シミ抜き中は、決して生地をゴシゴシ強くこすらないでくださいね。

強くこすると生地が傷んでしまったり、シミが広がる原因になったりしてしまいます。
また、その部分だけ白くなりすぎてしまうこともありますので、必ずシミの状態を何度も確認しながらやさしくたたくことを心がけてください。

失敗が心配なときは必ず目立たない部分でテストを実施!

汚れを落とす際、それぞれの汚れに合った液体を使いますが、
エタノールや漂白剤、除光液などを使うシミ抜き方法に関しては、生地の目立たないところでシミ抜きテストをすることを強くオススメします。

これらの液体は、取り扱い方を間違えてしまうと、シミが落ちるどころか色移りやにじみが生じてしまう可能性があるからです。

シミ抜きの失敗が心配な白衣には必ずテストを実施しましょう!

洗濯表示をよく読み、テストをした上でのシミ抜きをオススメします。白衣を傷めてしまうので、ゴシゴシ力を入れ過ぎないようにしましょう!