ダウンジャケットの自宅洗濯、ありがちな失敗は?クリーニングとの違いは?
クリーニング料金を節約しようと、ダウンジャケットを自宅で洗濯したものの、なんだか仕上がりに満足しないのはどうしてでしょう?自宅で洗うのとクリーニング屋さんで洗ってもらうのにはどんな違いがあるのか調べてみました♪
ダウンジャケットの自宅洗濯、ありがちな失敗例とは!?
「クリーニング料金の節約のため、ダウンジャケットを自宅で洗濯したものの、仕上がりに満足できない!!」
そんな経験はありませんか?
ダウンジャケットにおいて、自宅洗濯方法の手順自体はそんなにむずかしくないものの、ふんわりした仕上がりを実現することはやはり難しいようです。
ありがちな失敗例多数!残念なダウンジャケットに…
「ふわふわ感が命」のダウンジャケットですが、洗濯に失敗した人は仕上がりがなんとも残念なことになってしまったようです。
- そで口や首周りの汚れがあまり落ちていなかった。
- 中の羽毛が片寄って、型崩れしてしまった。
- 中の羽毛がかたまってダマになり、着心地が悪くなった。
- 全体がごわごわして、着心地が悪くなった。
- 全体のふわふわ感がなくなってペチャンコになってしまった。
- 外側の生地がやぶけてしまった。
- ところどころ色落ちして、色ムラができてしまった。
このように失敗例を挙げればキリがないほど、みなさんいろいろな失敗をしてしまったようです。
これらの失敗を防いでダウンジャケットを上手に洗濯するには、どうしたらよいのでしょうか?
まずは、洗濯表示を確認!洗えないものもあるから要注意!!
ダウンジャケットは、自宅で洗えるものと洗えないものがあります。
基本的に、「桶マークに×」がついているマークは、自宅での洗濯ができません。
その場合、クリーニング屋さんにお願いしたほうが無難です。
しかし、「自己責任でいいからダウンジャケットを自宅で洗濯したい!」という人もいるでしょう。
まあ、挑戦してみるのもひとつの手ですが、表生地の素材には十分に注意してください。
レザーやフェイクレザーは高確率で失敗する!
ダウンジャケットの表生地がレザーやフェイクレザーだと、高確率で失敗します。
皮は水に濡れると変色してしまうので、洗濯を始めた時点でもう元には戻れないといった事態になってしまうからです。
ウールやシルクも最大限の注意が必要!
表面がウールやシルクのダウンジャケットも、水に濡れると縮みが起こりやすく最大限の注意が必要です。
自宅洗濯はやめておいたほうが良いと言えるでしょう。
ナイロンやポリエステルは自宅洗濯不可マークでも洗える!?
ダウンジャケットの表生地がナイロンやポリエステルの場合は、「桶マークに×」がついた自宅洗濯不可の洗濯表示であったとしても、細心の注意を払えば自宅で洗える可能性があります!
自宅洗濯OKと書かれたダウンジャケットなら安心して洗える♪
最近では「自宅洗濯OK」というのが売りのダウンジャケットも多く存在します。
そのようなダウンジャケットなら、安心しておうちで洗濯していただけます♪
ダウンジャケットを自宅で洗濯するときは、洗濯表示の確認と、表生地の種類を確認し、自己責任で行いましょう。
細心の注意を払えば、自宅洗濯でもふわふわの仕上がりに♪
もともと、自宅洗濯OKのダウンジャケットや、ナイロンやポリエステルが素材のダウンジャケットであれば、細心の注意を払って自宅でも洗濯できる可能性があることがわかりました。
では、具体的にどのようなことを注意しながら自宅洗濯を行えばよいのでしょう?
美しく仕上げるコツ☆目立つ汚れはあらかじめ落としておこう!
「早速洗濯!」
その前に、目立つ汚れはあらかじめ部分洗いをしておきましょう。
特にそで口や首周りは、油性の汚れや皮脂汚れがたくさんついています。
このような油汚れを落とすために、セスキ炭酸ソーダ(粉末 または、水で希釈したもの)と、スポンジを用意します。
(セスキ炭酸ソーダは油汚れや血液汚れを抜群に落としてくれるアイテムです。
100円ショップでも手に入りますし、手肌への刺激も少ないので重宝します。)
ぬるま湯でスポンジを湿らせたら、セスキ炭酸ソーダをつけて汚れに浸透させていきます。
汚れがひどいときはぬるま湯に30分ほど汚れのひどい部分をつけ置きしてみてくださいね。
目立つ汚れを予め落としておくことが、全体的に美しく仕上げるコツです!
洗濯機で洗濯する場合も、手洗いの場合も、洗濯液はかくはんしておく!
家庭でダウンジャケットを洗うとき、まずはネットに入れてください。
生地が破れたり、傷んでしまうのを防ぎます。
洗剤は、家庭用ドライマーク用洗剤を使用します。
その洗剤ですが、洗濯機を使う場合も、手洗いの場合も、洗濯液をあらかじめかくはんして水に混ぜておいてください。
ダウンジャケットを洗濯液に漬け込むのはそのあとです。
間違ってもダウンジャケットの上から水や洗剤を注ぎ込むことのないようにしてくださいね!
羽毛が片寄らないように注意しながらやさしく押してもみ洗い♪
手洗いの良いところは羽毛が片寄らないように注意しながらやさしく押しながらもみ荒いできることろです。
状態を見ながら、羽毛の片寄りを調整してくださいね。
ダウンジャケットを洗濯機で洗う場合は、ドライマークコースを選んでくださいね。
脱水は短く30秒! 脱水→すすぎをリピートして!
脱水の時間を長くしてしまうと、型崩れが起こりやすくなります。
そのため、脱水時間は30秒ぐらいが理想です。
脱水時に羽毛にたまった汚れが排出されていきますので、2~3回は脱水→すすぎを繰り返しましょう。
最後の脱水は少し長めの1分くらいを目安にしてください。
仕上げは風通しの良いところでじっくりと自然乾燥☆
脱水が終わったダウンジャケットは、肩幅厚めのハンガーにかけて風通しの良い日陰で時間をかけて自然乾燥させるのがベストです。
1~2日かけてじっくりと風を通すため、風で回転するような仕組みのハンガーが最適です。
羽毛の片寄りが気になる人は平置きでも構いません。
ダウンジャケットを家庭洗濯でふわふわに仕上げるコツは、中のダウンの片寄りに注意することと、時間をかけてじっくりたっぷり乾燥させることです!
家庭洗濯の仕上がりとダウンジャケットのクリーニングとの決定的な違いは?
家庭でもきれいな仕上がりが実現できるダウンジャケットのお手入れ方法をご紹介しましたが、クリーニング店のクリーニング方法は、自宅洗濯とはどのように違うのでしょう?
クリーニング店では水を一切使わないから、型崩れの心配なし♪
クリーニング店でのドライクリーニングでは水を一切使いません。
家庭での洗濯では、どうしても水が必要になるので、ここがクリーニング店の洗濯との大きな違いです。
クリーニング店では、石油溶剤や専用の有機溶液などで、ダウンジャケットについた油汚れを浮かせながらていねいに落としていきます。
さらに、クリーニング店では機械を使って圧力をかけながら汚れを落としていきます。
そのため、家庭での洗濯より汚れ落ちがいいんです♪
水に触れない分、型崩れだってほとんどありません。
ですから、縮みが心配なダウンジャケットや、絶対に洗濯に失敗したくないダウンジャケットはクリーニング店におまかせするのが正解です!
洗濯に失敗したくないダウンジャケットはクリーニング店におまかせするのが正解です!